若返り・口 Rejuvenation フェイスリフト(リガメント法)
老化が進むと、皮膚や皮下脂肪は張りを失いタルミが生じてきます。軟らかくなった組織は重力に逆らってかたちを維持することができなくなります。そのため、立っている時には顔の肉が下に垂れ下がり、仰向けになると外に向かって広がるようになります。
顔の皮膚は顔面の骨に張り付いています。しかし、全体に渡って同じ強さで癒着しているのではありません。リガメント(靭帯)と呼ばれる強固な繊維組織のバンドが数カ所に存在し、そのリガメントが貝柱のように皮膚を骨に強く固定しています。
青色で示す貝柱のような線維組織がリガメントです。
リガメントのある部分の皮膚は余り垂れ下がりません。一方、リガメントのない部分の皮膚が大きく垂れ下がってきます。すなわち、リガメントのない部分が垂れ下がってふくらみとなり、リガメントのあるところは凹みとなりますので、顔がでこぼこした輪郭になります。そして、頬から顎にかけてのタルミのため、顔が四角くなってきます。

老化で皮膚がたるむとリガメントで固定されている部分が凹みとなります。
フェイスリフトは耳の前で皮膚を切り取って、頬のタルミを引き上げる治療法です。
リガメント(靱帯)と骨の癒着をそのままにして皮膚や筋膜を引っ張っても、リガメントが抵抗になってタルミを引き延ばせません。

従来法のフェイスリフトで耳の前の皮膚をひっぱても、リガメントが抵抗となって前方のタルミを引き上げることができません。
リガメントを解除すれば、耳前部で引き上げようとする力がリガメントより前方の口角や法令線にまで届くようになります。

リガメントをはずすことによって、前方のタルミを引き上げることが可能になります。
皮膚や筋膜はリガメントに比べると簡単に伸びてしまう組織なので、それを引っ張っても後戻りがおきます。リガメントは皮膚や筋膜とは比べ物にならないほどしっかりした硬い組織ですから、リガメントを使って頬や首のたるみを引き上げると、術後の後戻りが起こりません。

強固なリガメントを引き上げに用いるため、強い力でタルミを引き上げることができ、後戻りがありません。
ヴェリテ式のリガメント法フェイスリフトでは、皮膚を骨に固定しているリガメントをはずし、そのリガメントをリフトのアンカーとして用います。さらに、頬の筋膜も引き上げますので、耳前部で皮膚を強く引き上げる必要が無く、傷の治りがきれいで、耳の変形が起こりません。

リガメント法フェイスリフト:耳前部で余った皮膚を切除します。カラスの足跡と呼ばれる目尻の皺を解消するため、目尻で眼輪筋を処理します。眼輪筋を引き上げて、下まぶたとミッドフェイスのタルミをリフトします。頬の咬筋前縁や頬骨に付着するリガメントを解除して、頬と顎のラインと首のタルミをリガメントで引き上げます。
リガメント法は、従来の方法では得られなかったリフト効果を得ることができるようになり、又、リフト持続期間が比べ物にならないほど長くなりました。
このリガメント法の術式と臨床結果は国際フェイスリフトワークショップ2004年、日本美容外科学会2004年、韓国美容外科学会2005年招待講演で報告しております。